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航空英語のaffirmative

航空英語のaffirmativeの使い方

航空管制(ATC)において航空英語の一つとして「affirmative」と言う用語がある。あまり聞きなれないかもしれないが日本語に訳すと「肯定的な、積極的な賛成、断定的な、承諾」など様々な意味を持つ。
日常会話ではあまり馴染みのない単語かもしれないが、航空英語では管制(Tower)と航空機(Traffic)と交信する際に相手の意思が伝わって理解できているか、もしくは相手がこちら側の意思を理解できているかの確認としてaffirmativeを用いる。

Affirmative

YESではダメなのか?

もちろん「YES」は通用するが、ATCにおいては原則としてaffirmativeを用いる。
これは様々な理由が挙げられるが、1番の理由として「齟齬」を起こさないことである。
例えば英語で会話する際に状況によっては「YES」が「いいえ」になったり、「NO」が「はい」になることがあり、これが英語のややこしいところでもあるため、ATCではaffirmativeが用いられる。

Affirmativeの逆は何か

ここでAffirmativeの意味が「YES」であるのならば、逆は何かと言う疑問が出てくる。
逆の用語は「Negative」になる。
ここで「Negative」の逆は「Positive」だからaffirmativeの逆ではないのではないかと思ったそこの貴方。実に勘がいい。
ATCにおけるNegativeは英文で使うNeverのように強い否定要素が含まれている。
例えば、Cessna123, Traffic coming from 10mile west, Can you extend downwind?のよに管制塔からの問いかけに対して、もし余裕のある応答ができない時やリクエストに対して即座に対応出来ない場合はNegativeを使う。

NOも使えるか

上記の返答だが、Negativeと応えるだけで管制塔は10miles westの機体に対して何かしらの指示を出し、対応をすることができる。
しつこいようだが、航空英語と英語力は事故を未然に防いでくれる、完璧ではないが万能なツールだ。
そこで、Noと応えることもしばしばある。
例えば、Cessna123, Can you see traffic 3miles north from you?などのように管制英語でなく通常の会話であまり緊急性のない時などに確認程度の時はNo, I can’t see any traffic.などのようにNoを用いることもある。
ここで分かって欲しいことは航空管制はくれぐれも全て航空英語で話さないといけないと言う決まりはない。むしろ通常の英語力はかなり役に立つ。
航空英語は空港、上空で限られたリソース、時間、空間の中でいかに効率的に間違いなく相手に伝えるかが1番の要素であり、航空英語で応答できない時は通常の英文で返しても全く問題はない。
ちなみに、Negative insight.と応えても何も問題はない。
航空英語の一番大切なことが何かをコチラで確認してもらいたい。

affirmative

完璧よりも理解を

私は多くのパイロット育成の現場を見てきて感じたのが日本人の「完璧」や「精度」へのこだわりだ。こちらのサイトを参照してもらいたいが、大事なことは「理解」である。
航空英語を完璧に覚えても、その他のやり取りが出来ない人が実に多いのが現実であり、スコアを取ることにこだわり、本質を理解できていない訓練生やパイロットは実に多い。
とにかく一つでも多くの引き出しを用いたATCをこなすことが君たちの安全につながり、他者への安全にもつながる。

最後に

もしかしたら何より大事なことかもしれないが、恋人や奥さんに何か頼まれたりお願いされた時は間違いなくYESだけで応えるように。
Can you get some ice, before you back?
affirmativeでもNegativeでもなくYESの一択だ。
You think, I seem so much pretty?
affirmativeでもNegativeでもなくYESの一択だ。
これにより家庭内管制業務は秩序と平和が守られ世界も平和になる。
ちなみに男が。
Hey honey, Can you treat me strip? coz I’m broke.
と聞いてきたら。
Shout up! This lazy idiot! just work! do your job, if you’re broke!
と言ってやろう。
パイロットなら家庭内秩序も保てて当然だ。