コースについて
Be動詞で「状態」を描く
Be動詞(am / is / are / was / were) は、行動ではなく「そのとき自分がどう在ったか」を伝えるための言葉です。
ここでは 過去進行・受け身・感情・環境描写 を通して、状況を“説明できる英語”に仕上げます。
会話のトーンも少しだけフォーマルに。訓練生らしく、落ち着いて説明する英語を磨きましょう。
- 「行動」ではなく「状態」を意識して話す
- Do / Did / Will の上に Be を重ねて表現を広げる
- 訓練・座学で使える英語を文脈で理解する
学び方:3ステップ
- be動詞の感覚を理解する:「〜である」「〜の状態にいる」を行動と区別して意識する。
- 過去・進行・受け身を体感する: was / were + ing, be + 過去分詞 で状況を描写。
- 実務シーンで応用する: 訓練・座学・ブリーフィングの会話に落とし込む。
状態を説明する基本構文
| 構文 | 例文(英) | 意味(日) |
|---|---|---|
| 過去進行 | I was checking the weather when my instructor called. | 教官から電話が来たとき、天気を確認していた。 |
| 受け身 | I was called by my instructor before the briefing. | ブリーフィングの前に教官に呼ばれた。 |
| 感情 | I was nervous before my first solo flight. | 初ソロの前は緊張していた。 |
| 状況描写 | The runway was wet, but the visibility was good. | 滑走路は濡れていたが、視界は良好だった。 |
訓練・座学でよくある会話例
- I was going to submit a flight plan, but the computer was down.(フライトプランを提出しようとしたけど、システムが落ちてた。)
- When I was called by my instructor, I was calling the tower.(教官に呼ばれたとき、ちょうどタワーにコールしていた。)
- We were waiting for the weather to improve.(天候の回復を待っていた。)
- The airplane was inspected yesterday.(航空機は昨日点検された。)
- I did check the checklist, but I wasn’t sure about the clearance.(チェックリストは確認したが、クリアランスには自信がなかった。)
よくある混乱ポイント
- 過去進行は「その瞬間何をしていたか」だけでなく「どんな状態にいたか」を描く。
- 受け身では「誰がしたか」より「何がされたか」に焦点を置く。
- “I was being careful.” は「慎重であろうとしていた」―一時的な態度を表す。
- Do / Did を一緒に使うと「行動+状態」が立体的に伝わる。
ドリル(基礎+応用)
- I ______ (was / were) studying when the instructor entered the room.
- The airplane ______ (was / were) checked this morning.
- We ______ (was / were) not sure about the visibility.
- When I ______ (was / were) going to call ATC, the radio stopped working.
- I did confirm the weather, but I ______ (was / were) still nervous.
解答を表示
1. was 2. was 3. were 4. was 5. was
音読リズムのコツ
- 短く切って発音する:I was|checking|the weather.
- 進行形は「流れ」で読む:I was go–ing to call|you.
- 受け身は “be + 過去分詞” のリズム:was|called|by my instructor.
まとめ(暗唱ライン)
Be動詞は「行動の影」にある。Doが動きを作り、Beが空気を作る。
状況・感情・意図をBeで描ければ、報告も会話も格が上がる。
コース内容
Lesson 1:Be動詞の時間軸 – “時間の中にいる自分を描く”
Lesson 2:過去進行形 – 動いていた瞬間を描く
Lesson 3:受け身(Passive Voice)– 何が起きたかを冷静に伝える
Lesson 4:感情・心理・態度を表すBe動詞 – 「どう感じていたか」を正確に伝える
Lesson 5:Do × Be の融合 – 行動と状態を同時に伝える英語
Lesson 6:状況を再現する – Be動詞で描く「その時の空気」
Lesson 7:訓練・座学総まとめ – 状況説明と報告の完成形
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