コース内容
Lesson 1:完了形の意識 – 「もう」「まだ」「今まで」を正確に伝える
完了形は「過去のどこかで起きた出来事」を、今の状況や判断に結びつけて話すための形です。 Have you checked…? は行動だけでなく「もう済んでいるか」という現在の状態を確認します。 このレッスンでは、経験・完了・継続の3つの使い分けを、訓練や座学の会話で自然に使えるようにします。
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Lesson 2:Did と Have の距離感 – “行動”と“意識”を使い分ける
同じ「確認した?」でも、Did と Have では伝わる印象がまったく違います。 Did は「行動があったか」を問う、Have は「今の状態や意識」を確認する。 このレッスンでは、訓練や座学で相手との“距離感”を調整できるように、 文法ではなく「心理的な違い」として使い分けを学びます。
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Lesson 3:Would と Could – 距離と柔らかさを操る英語
Would と Could は、単なる「過去形の助動詞」ではありません。 どちらも「距離」と「丁寧さ」を生み出す言葉であり、感情を直接ぶつけずに伝えるためのツールです。 このレッスンでは、訓練や座学、日常会話の中で、意志を示す “Would” と 可能性を示す “Could” を使い分け、 丁寧かつ的確に意見や判断を表現する力を磨きます。
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Lesson 4:Should と Must – 判断と責任を伝える英語
Should と Must はどちらも「〜すべき」を意味しますが、使う場面の重さが違います。 Should は「助言・提案・反省」、Must は「義務・確信・強い必要性」。 このレッスンでは、訓練やブリーフィングでの“提案”と“責任”を英語で正確に表現し、 自分の判断や信念をしっかり伝えられるようにします。
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Lesson 5:Judgement English – 判断と意志を英語で表す
Phase 3の最終レッスンでは、Do・Be・Have・助動詞(Would / Could / Should)を組み合わせ、 「行動・状態・経験・判断・意志」を一文で伝える練習を行います。 訓練やブリーフィング、オーラル試験などで、自分の思考と判断を整理して伝えるための “思考のある英語”を完成させましょう。
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留学前基礎英語コース3 Advance

Lesson 1:完了形の意識 – 「もう」「まだ」「今まで」

現在完了(have/has + 過去分詞)は、過去の出来事を「今この瞬間」に接続するための形です。行動の有無ではなく、現在の状態・影響・経験を伝えます。

学習ステップ

  1. 現在完了の3用法(経験・完了・継続)を感覚で掴む。
  2. Did(行動の確認)と Have you(状態の確認)の違いを理解する。
  3. 訓練・座学の会話に落とし込んで反復する。

現在完了の基本構文と用法

用法 例文(英) 意味(日) キーワード
経験(have + 過去分詞) Have you ever practiced stall recovery? 今までに失速回復の練習をしたことはありますか? ever / never / before
完了・結果(have + 過去分詞) I’ve just finished the preflight inspection. ちょうどプリフライト点検を終えました。 already / just / yet
継続(have + 過去分詞 + for/since) We’ve been on standby for thirty minutes. 30分間スタンバイ中です。 for / since / lately

Did と Have you の違い(行動 vs 状態)

  • Did you check the weather?(やった?)= 行動の有無
  • Have you checked the weather?(もう確認済み?)= 現在の状態・準備状況
  • You’ve checked the NOTAM, right?(確認したよね?)= 共通認識の最終確認

訓練・座学での実用フレーズ

  • Have you reviewed today’s pattern?(今日のパターンは復習済み?)
  • I’ve updated my logbook.(ログブックを更新済みです)
  • We haven’t received the clearance yet.(まだクリアランスが来ていない)
  • Has maintenance finished the inspection?(整備は点検を終えた?)

融合練習(Do / Be / Have の三層)

  • I did check the weather, and I’ve sent the briefing to the team.(天気は確認済み、ブリーフィングをチームへ送付)
  • We were waiting on the apron, and we’ve been ready since 0900.(エプロンで待機、9時から準備完了)
  • I was going to call ATC, but they’ve just called us back.(ATCに連絡するつもりだったが、ちょうど折り返しが来た)

よくある落とし穴

  • 「Did=過去の行為」「Have=今に効いている状態」。使い分けるとトーンが変わる。
  • just / already / yet の位置に注意:肯定は just / already、否定・疑問は yet。
  • 継続は for / since を忘れない:for two hours / since 9 a.m.

ドリル(選択・書き換え)

  1. ______ you checked the weather yet? (Have / Did)
  2. I’ve ______ finished the preflight. (just / yet)
  3. We’ve been on standby ______ 30 minutes. (for / since)
  4. 書き換え:Did you submit the flight plan? → 現在の状態を聞く形に。
  5. 書き換え:We finished the briefing at 9. → 今に効いている言い方に。
解答例
1. Have 2. just 3. for 4. Have you submitted the flight plan? 5. We’ve finished the briefing.

音読リズム練習

  • Have you|checked the weather|yet?
  • I’ve|just|finished|the preflight.
  • We’ve been|on standby|for thirty minutes.

まとめ(暗唱ライン)

Did は行動、Have は状態。完了形は「今どうか」を確認する英語。準備・共有・責任を明確にできる。

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